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「万葉びとの筑紫を語る」

  • momosaran
  • 2016年6月11日
  • 読了時間: 2分

先日福岡市内で行われた上野誠さんの講演会「万葉びとの筑紫を語る」。

ご存じのように、奈良大学教授の上野さんは生まれも育ちも福岡県。

『万葉集』や万葉の時代の文化について数多くの著書を持ち、

現在 西日本新聞文化面で「万葉びとの筑紫」(全50回)を連載なさっています。

 上野先生の講演を拝聴するのは2度目です。

1度目は京都で。

2012年のことでした。

この年の7月に出版した歌集『百年の祭祀(チェサ)』を

短歌総合誌でお名前を存じ上げていた上野先生にお送り申し上げたところ

お読みくださったとおはがきをいただきました。

同じ年に、この歌集が現代歌人集会主催の現代歌人集会賞の候補となり

同会の秋季大会へ参加したのですが

その折に講演なさったのが上野先生だったのです。

このご縁は、私が万葉の時代に関心を持つきっかけとなりました。

 今回の講演会(西日本新聞文化面など主催)は当初定員45名と告知されましたが

参加希望者が多く、急きょ会場を変更したそうで

当日は約230名を前にお話をなさいました。

大宰府や筑豊の嘉麻市にゆかりの深い山上億良についても興味深いお話が聴けました。

 上野先生の『万葉集の心を読む』に引用されている歌の中から1首。

   なでしこが花見るごとに娘子(おとめ)らが笑(え)まひのにほひ思ほゆるかも

                              大伴家持 (巻十八の四一一四)


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