曲名の入ったうた
<2025年11月30日> 今月のいいづか短歌サロンは22日に飯塚市内でおこないました。 テーマは「曲名の入ったうた」 (または歌詞の一部を含むうた) イヴ・モンタンの枯葉愛して三十年妻を愛して三十五年 岩田 正 愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う 俵 万智 *詠草のなかに高校の同窓会を詠んだ1首があったことから 高校の同窓会の話で盛り上がったのですが、 会場を出たところで高校の同級生に何十年ぶりかでばったり出会いました。 短歌を詠んでいると偶然がよく起こると感じています✿
【掲載】嘉麻のおくら短歌コンクール
<2025年11月24日> 西日本新聞・筑豊版(11月20日付)に 9日におこなわれた 第7回嘉麻のおくら短歌コンクールの表彰式の記事が載りました。 今年のテーマは「海、または自由」。 小学生部門・中学生部門合わせて1242首の応募作品のうち わたしが選考した小学生部門には784首が寄せられました。 その中から金賞に選んだのは 大阪万博でiPS細胞の心臓を見た経験を 「海」をテーマに詠んだ1首です。 表彰式当日に作者は小学6年生とわかりました。 改めて おめでとう存じます✨ (X(旧Twitter)では新聞記事(部分)の画像もあげています。 短歌のこと以外にも毎日さまざまな情報を発信していますので 可能であれば旧Twitterのほうもご覧くださると嬉しゅう存じます。 なお、 X(旧Twitter)のアカウント名は キム・英子・ヨンジャではなく屋号の「 ことのは社 」です。 「キム・英子・ヨンジャ X」 または 「キム・英子・ヨンジャ ことのは社」 と検索すると、すぐに出てきますー)
祝!歌壇賞受賞
<2025年11月20日> 「かりん」の霧島茉莉さんが「柔らかい襟」(30首)にて 第37回歌壇賞を受賞されました✨✨ 受賞作は来年2月号の「歌壇」に掲載される予定です。 また、授賞式は来年2月13日に予定されています。 霧島茉莉さん、ご受賞おめでとう存じます!
トークショー@旧伊藤邸
<2025年11月18日> おとといは旧伊藤伝右衛門邸に足を運びました。 秋の企画展「花子と白蓮をとりまく世界の人形展」については 先日このブログでご紹介しました。 その一環であるトークショーのゲストは 柳原白蓮の令孫・宮崎黄石氏と 村岡花子の令孫・村岡美枝氏、村岡恵理氏の姉妹。 村岡恵理さんは朝ドラ「花子とアン」の原作である 『アンのゆりかご』の著者です。 トークショーでは 白蓮さんの愛した人形、みどり丸にまつわるお話や 村岡花子が戦後に『赤毛のアン』を翻訳・出版した当時の 愛読者(子どもたち)との交流に関するお話が印象に残りました。 また、旧伊藤邸の応接間はふだんは立ち入れませんが この企画展の期間(~11月30日)は見学できます。 窓枠の菱形のステンドグラスや アールヌーヴォー調のマントルピースを 間近で見ることができます✿
毎日投稿しています✿
<2025年11月14日> 9月にX(旧Twitter)での発信を始めてから 毎日1~4回投稿しています。 内容は短歌に関することだけではなく 地元の飯塚市、または県内の文化イベントや 韓国の美しいもの、かわいい切手、 などについての投稿もしています。 大半の投稿に画像もつけていますー。 アカウント名は屋号の「ことのは社」 です。 よろしければご覧くださいね。 (あ、でも、このブログだけに書いているものもあります) 「キム・英子・ヨンジャ ことのは社」 または 「キム・英子・ヨンジャ X」 と検索なさると すぐに出てきます✿
永田和宏さんと、トムと、ネム
<2025年11月7日> ゆうべのNHK・Eテレ「ネコメンタリー 猫も、杓子も」は 歌人の永田和宏さんと、トムとネムでした。 2匹はヤンチャ盛りの男の子だそうです。 番組全体が良かったのですが 特に、トムとネムのかわいさときたら。 わたしはおとなになってからは猫と暮らしたことがなくて わが子が幼いときに猫アレルギーと判明してからは むしろ猫は避けてきたのですが ちかごろ、よそさまのねこがとてもかわいく感じます。 永田和宏さんちのトムとネムのかわいさはびっくりしてしまうほど! 配信中なので、ゆうべ見逃したかたも見られますね(=^∸^=) 寝ころぶは猫を喜ぶことだよと言へば幼は猫と寝ころぶ 夜明けまで選歌するわれに乱されてわが家の猫の体内時計 追ひかけて追ひかけられてまた愉し小学二年生くらゐかわが家の二匹 永田和宏 「歌壇」2025年8月号 「きのふ今日あす」第11回
「かりん」11月号-山花集*20
<2025年11月4日> 今月号は本日、先ほど届きました。 編集や校正、配送に携わってあるみなさま、ありがとう存じます。 「かりん」誌の11月号は例年特集が組まれます。 今号の特集は「ヒューマニズムとユーモア」です。 わたしのうたは連作「佳き水」が山花集に載っています。 山花集掲載は通算20回目。 掲載のたびに励みになっています。 ありがとう存じます。 その連作「佳き水」から幾首かご紹介しますね。 朝の涼しいうちという時間のあった頃蛇口ひねって水飲んだ頃 再生のしるしの水か韓国のドラマの主役はよく水に落つ 茶を飲めばこころは蓬莱山に飛びすなわち浮かぶ一首の詩(うた)の キム・英子・ヨンジャ
小高賢さんの紅茶のうた
<2025年11月3日> つい半月前まで連日30度の暑さだったのに(@福岡県飯塚市) 晩秋へと急降下しました。 秋になると思い出すうたがあります。 秋である。やさしさだけがほしくなりロシア紅茶にジャムを沈める 小高 賢 ここで詠われているのはロシアンティーと呼ばれるもので 紅茶にジャムを混ぜる飲み方ですね。 わたしは韓国の茶文化から東アジアの茶文化史に関心を持って そこから世界の茶文化史についての文献も読むのですが それらにこのロシアンティーのことが出てきます。 ロシアではほんとうにこのように紅茶を飲むのか。 機会があればそれについても書くことにしますね。 小高さんのうたは 現在の世界情勢のもとで読むと 発表当時とはまた違った読みも出てくる気がします。
