「韓国の文化」
飯塚市内の小学校で4年生に韓国の文化について話をしてほしい―。 市役所を通じてそう依頼があったのは11月の初めでした。 ちょうど、コロナ禍のため誌上開催を続けているいいづか短歌サロンを 8か月ぶりに会場でおこなう準備をしていた時です。...
是枝監督の韓国映画
今や日本を代表する映画監督であり 世界に活躍の場を広げた是枝裕和監督。 今度は韓国映画を撮るそうですね。 撮影は来年韓国で予定されていて 出演はソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナなど。 ソン・ガンホさんといえば 今年、韓国に初のアカデミー賞をもたらした「パラサイト」...
「かりん」8月号-韓(から)の地に
きのうの飯塚の最高気温は35.2度。 今年最高を軽く更新して、今日も35度を上回りました。 そんな中、「かりん」8月号はおととい届きました。 まずは、馬場あき子先生の作品より一首ご紹介いたします。 細い茎すういと伸びて鯛釣草コロナものともせずに鯛釣る...
ミックス語
「チンチャそれな」。 つい最近知ったことばです。 「スクールゾーン」の橋本さんがテレビ番組で紹介していました。 韓国ドラマやK-POPが好きで それを取り入れたネタを披露している彼が言い始めて 韓国のサブカルチャーファンの女子高校生などが使っているのだとか。...
『月光色のチマ』(韓勝源・著)
『月光色のチマ』を読み終えました。 (書肆侃々房 2020年3月4日発行 2,200円+税) これは韓国の作家・韓勝源(ハン・スンウォン)が 自らの母の生涯を描いた自伝的作品です。 翻訳者は井手俊作さん(福岡県出身)。 書肆侃々房の「韓国文学の源流」シリーズの1冊です。...
「文芸福岡」第8号
「文芸福岡」第8号(2020年4月27日発行)に寄稿しました。 「文芸福岡」は福岡文化連盟の文芸誌です。 寄稿したのは「アリラン峠」十首。 今日はその中から三首ご紹介しますね。 地図上のどこにも名前のあらぬ場所アリラン峠は見えない峠...
もうひとつの「こんな時こそ」
この非常事態となって、 番組のタイトルや新聞の見出しなどに 「こんな時こそ」「こんな時だからこそ」 というフレーズがよく使われるようになりました。 苦境に立たされた人々を自分のできることで応援したり 外出自粛でずっとおうちにいる時間を活用して新しいことを始めたり、...
『家(チベ)の歴史を書く』(朴沙羅・著)
著者の朴沙羅(パク・サラ)さんは1984年生まれの在日韓国人三世。 専攻は歴史社会学です。 韓国語のチベは家という意味ですが 家庭とか家族、一族といったニュアンスを含んでいるように思います。 この書物のことは、新聞の書評欄の広告と著者インタビュー記事で知りました。...
香りに乗せて送る気持ち
新型コロナウイルスの件で先月下旬から外出がぐっと減っていました。 今日は久しぶりにJRに乗車。 最初の用事が終わってからデパートへ寄って 白檀のお線香を購入しました。 白檀はうちでも使いますが 今日購入したのはおうち用でも短歌サロン用でもなく 大切な亡きかたへ贈るため。...
けんしらぎし
遣唐使。 遣隋使。 学校の歴史の授業で何度も出てきた単語ですね。 日本と大陸の文化の結びつきが強いことの代名詞のようでもあります。 筑豊とゆかりの深い万葉集の歌人、山上憶良も その名が歴史の表舞台に現れるのは 42歳で遣唐使の一員になったときからです。...