2025年のまとめ-発信
<2025年12月30日> 2025年もあと1日半となりました。 今年の活動をひとことで表すなら「発信」です。 9月からTwitter(現X)での発信を始めました。 SNSでの発信はこれまで躊躇していたけれど 思いきって一歩を踏み出しました。 まだよくわかってないことも多のいですが 思わぬご縁をいただくこともありました。 よちよち歩きながらこれからも続けていこうと思います。 (アカウント名は私の屋号の「ことのは社」としました) このブログは2015年から始めて今年で10年になりました。 いつもお読みくださるかたがいらっしゃるとしたら お礼を申し上げたく思います。 今年も1年お読みくださり、ありがとう存じます。 どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
〈イベント〉 新春特別無料開館
<2025年12月26日> 筑豊にゆかりの歌人といえば最も有名なのは柳原白蓮。 その白蓮さんが炭坑王の妻として10年を過ごした 旧伊藤伝右衛門邸(飯塚市)で このお正月に新春特別無料開館がおこなわれます。 春に恒例の筑前いいづか雛のまつりに先駆けて おひなさまも一部展示されるそうですよ🎎 *日 時 2026年1月3日 9:00~17:00 (入館は16:30まで) *入館料 無料
【筑豊と短歌】2-山本詞
<2025年12月24日> わたしの生まれ育った飯塚市は 日本最大の産炭地だった筑豊にあります。 10年ほど前、筑豊と短歌についての講演を依頼されたときに 炭坑のことを調べていて 「炭坑歌人」ということばに出会いました。 戦後、職場のサークル運動が盛んになり 筑豊の炭坑で働く人々も 職場のサークル誌や新聞に短歌を発表していたのです。 なかでも山本詞(やまもとつぐる)は 職場のサークル誌や労働組合の機関誌にとどまらず 短歌結社誌「形成」、総合誌「短歌研究」、 全国紙(毎日新聞の毎日歌壇)などに作品を発表し、 その活躍はめざましいものがありました。 (続く)
【筑豊と短歌】1-ゆかり深し
<2025年12月22日> 短歌の活動をどこでおこなうか。 わたしの場合、はじめは(そして長いこと) 全国紙の投稿欄(朝日新聞の朝日歌壇)でした。 そこから東京へ。 そして福岡市と九州各地へと広がりました。 地元・筑豊での活動は2015年から。 それをきっかけに、 飯塚市(筑豊)と短歌の関わりにしっかり目を向けてみると —。 そこは知っていた以上に短歌に縁の深いところでした。 まず、万葉の時代に嘉摩郡(今の嘉麻市)で 嘉摩三部作を撰定した山上憶良。 幕末の歌人、大隈言道は 飯塚の宝月楼に滞在して商人たちに長くうたを指導しました。 近代では炭坑王伊藤伝右衛門の妻として飯塚で10年を過ごし、 筑紫の女王とうたわれた柳原白蓮がいます。 そして、戦後のサークル運動が盛んだった時期に 炭坑の文芸サークル誌に短歌を発表した人々は 炭坑歌人と呼ばれました。 その代表的な人物が古河目尾坑の山本詞(やまもとつぐる)です。 (続く)
「かりん」12月号-年間展望
<2025年12月21日> 「かりん」誌の12月号には毎年年間展望が掲載されます。 これまで私も何度か執筆者のひとりになったことがあって その折のことを思い出して 執筆されたかたがたに心のなかで手を合わすような気持ちで 感謝しつつ拝読しています。 山花集の年間展望(執筆:刀根卓世さん)では わたしのうたも9月号の「びわ色の郵便局」から2首 取り上げてくださっています。 ありがとう存じます。 励みになります。 今月号の馬場あき子先生の作品6首より1首をご紹介します。 さまざまないのち食うべて百年に近き生きものとなりをる吾れか 馬場あき子
ナビはナビ?
<2025年12月19日> おととい、RKB毎日放送(福岡市)で 日韓国交正常化60周年記念の番組が放送されました。 俳優の松重豊さん(福岡県出身)が釜山の食をリポートするものです。 その画面右下に出ていたキャラクターが ナビゲーターのNAVIちゃん。 ナビゲーターだからNAVIなのでしょうが 韓国語のナビにもかけているんじゃないかと思いました。 NAVIちゃんの洋服やカチューシャに 蝶々があしらわれていましたもんね。 ナビは韓国語で蝶のこと。 ちなみに韓国で蝶は喜びや幸福を象徴します(=^∸^=)
短歌の偶然✿ 薔薇
<2025年12月18日> おととい嘉麻のおくら短歌同好会の短歌講座へ出講しました。 夕方、講座がおこなわれる建物に着いたとき なにげなくスマートフォンを取り出して Twitter(現X)のタイムラインを見たんです。 若山牧水の薔薇を詠んだ1首を紹介してある 中村佳史さんの投稿が目に入って、心ひかれました。 ↓ スマートフォンをバッグに戻して短歌講座の会場に入ったら 私の席に薔薇の花束があるではありませんか! 元気の出るオレンジ色の薔薇。 短歌同好会の会員に生花を取り扱うお仕事をしてあるかたがいらして、 そのかたからのプレゼントでした。 うれし、ありがたし。
飛行機の日に 2首
<2025年12月17日> 今日は飛行機の日。 1903年、ライト兄弟が動力飛行機の初飛行に成功した日です。 飛行機といえば、子どもの頃は憧れでした。 乗ったことなんてなくて。 (新幹線も、初めて乗ったのは高2の修学旅行のとき) 飛行機に初めて乗ったのは24歳。 初めてパスポートを取り、 初めて韓国へ行ったときです。 ディナーまで出るらん旅客機うっとりと夢見ていしよ二十世紀に 空の上にジュース買う日がやってきて格差はどこまでもついてくる キム・英子・ヨンジャ 『百年の祭祀(チェサ)』 (2012年)
『鳥語の文法』
<2025年12月15日> 若き科学者、鈴木俊貴さんと、 鈴木さんが創始した動物言語学が大注目されていますね。 ご著書の『僕には鳥の言葉がわかる』もそうですし、 最近は「徹子の部屋」や「情熱大陸」にもご出演なさいました。 鈴木俊貴さんのご活躍を拝見するたびに思い出す1首があります。 2017年刊行の歌集で出会いました。 鳥語にも文法があり複雑な声音に愛を告げる日あらむ 遠藤由季 『鳥語の文法』 (2017年) (歌集は刊行時にこのブログでもご紹介しました)
短歌の偶然✿ 夏ミカン
<2025年12月12日> ある年のこと。 川口慈子さんの第1歌集『世界はこの体一つ分』を 届いたその日に読み進めたら 次の1首があった。 口重き女のようにたっぷりと水を抱えている夏ミカン 当時、ある歌集の校正のお手伝いをしていた。 川口さんの歌集のページをいったん閉じて校正の作業に戻ったら 甘夏が枝に重く下がっていると詠んだ1首に出会った。
