炭坑の歌人 32歳の事故死:朝日新聞「筑豊さんぽ道」5
朝日新聞・筑豊版の「筑豊さんぽ道」に執筆中です。 連載第5回は今日の紙面に掲載されました。 見出しは「愛する人の回復願い続けて 炭坑の歌人 32歳の事故死」。 山本詞(やまもと・つぐる)のことを書きました。 (見出しは基本的に新聞社でつけてくださいます。...
「フラガール」
ひさしぶりに観ました、映画「フラガール」(李相日監督)。 公開時(2006年)、 たぶん福岡では一番早い試写会で観る機会を得ました。 岸部一徳さん、安定した味わい。 主演の蒼井優ちゃん、かわいかった。 松雪泰子さん、かっこよかった。 その中でも、一番印象に残ったのが...
桜蕾忌
今日は山本詞(やまもと・つぐる)の命日です。 1962(昭和37)年3月30日、坑内の炭車事故により亡くなりました。 享年32歳。 3月3日に誕生日を迎えたばかりでした。 炭鉱の歌人、山本詞が生まれたのは田川の糸田町にあった 豊国炭坑の炭住です。...
「〈短歌+映像〉北九州近代の記憶 ~炭鉱・製鉄・鉄道~」
3月17日(日)の14時より北九州市立文学館・交流ホールにおいて 標記のイベントが開催されました。 主催は「九州の歌人たち」編集企画委員会。 共催が北九州市立文学館です。 「九州の歌人たち」は、 以前 総合誌「現代短歌」に連載されたシリーズが...
黒瀬珂瀾さんー「本のあるところ ajiro」3回目
先日、福岡市・天神の「本のあるところ ajiro」へ行ってきました。 こちらは福岡の出版社・書肆侃々房が昨年秋にオープンさせた書店。 書棚に並ぶ本の主なジャンルは海外文学と詩歌です。 店内でコーヒーやビール、ケーキなどもいただけるんですよ。...
炭住で生まれた
今日は山本詞(やまもと・つぐる)の誕生日です。 1930(昭和5)年、福岡県田川郡糸田村(当時)で 明治鉱業豊国炭坑の炭住に生まれました。 (炭住とは坑夫などその炭坑で働く人とその家族たちが住んだ住宅。 職員には別に職員住宅がありました) お父さんは長崎県の出身。...
「倭の五王の時代と嘉麻・穂波」
飯塚市歴史資料館で毎月1回おこなわれている館長講座。 嶋田光一館長が地域の古代史を教えてくださっています。 (ちなみに嶋田館長は歴史資料館からも近い県立嘉穂東高校の郷土部出身。 わたしがこちらに在籍していた当時、 OBとして来られた嶋田さんにお目にかかったことがありますー)...
「筑豊炭田遺跡群リレー講座」
以前、文部科学大臣への答申時点で一度お伝えしたように、 田川・直方・飯塚の、かつての炭坑に関する場所が この秋(10/15付)、正式に国史跡となりました。 飯塚は目尾炭坑跡です。 目尾坑といえば 炭坑に生きた歌人、山本詞(やまもと・つぐる)が...
うれしい反響
近畿大学産業理工学部(飯塚市)の「かやのもり」最新号(28号)。 こちらに「いのちの歌~炭坑に生きた歌人、山本詞~」と題した文章を寄稿したので お送りすることになっていたかたがたへ 少しずつ郵送しています。 嬉しいことに、メールやお手紙などで感想が届き始めました。...
インターネット上で読めます
最近私が寄稿した文章やエッセイがインターネット上で読めます。 近畿大学産業理工学部(飯塚市)の論文誌(広報誌)「かやのもり」28号(年2回発行)には 「いのちの歌-炭坑に生きた歌人、山本詞」と題した文章を書きました。 文字数は12,000字(400字詰め原稿用紙30枚分)で...