「いのちの歌-炭坑に生きた歌人、山本詞」(「かやのもり」28号)
近畿大学産業理工学部(飯塚市柏の森)が発行する「かやのもり」に執筆いたしました。 「かやのもり」は表と裏、どちらにも表紙があります。 まず、「かやのもり」と記されたほうは縦組みで、 その裏にあたるほうには「近畿大学産業理工学研究報告」とあり、横組みになっています。...
筑豊地域研究会
筑豊地域研究会の代表をなさっているかたに 一度来てみない?とお誘いをうけたのは 2016年が始まったばかりの頃だったと思います。 短歌を通じて良いおつきあいのあるかたからのお誘いでしたので はい、と見学のつもりで例会にでかけました。 メンバーは代表のかたのほかに...
筑豊炭田遺跡が国の史跡へ
明治時代には全国の出炭量の約半分を占めた筑豊炭田。 このたび、その遺跡が国の史跡に指定されることなりました。 「筑豊炭田遺跡群」として指定されるのは、次の三か所です。 ✤田川市 三井田川鉱業所伊田坑跡 ✤直方市 旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所 救護練習所模擬坑道...
嘉麻サルビア大学
本日、嘉麻サルビア大学(嘉麻市中央公民館講座)で 「ようこそ短歌(うた)の世界へ」と題して講演をいたしました。 60名ほどのかたを前に、 短歌の基本的な事柄をお話しした後、 さまざまなテーマの秀歌をごいっしょに鑑賞し、 地元筑豊ゆかりの歌人たちの作品を...
嬉しかったことー福岡短歌フェスタ
昨日のブログに書いたように 15日に開催した第1回福岡短歌フェスタ」ではいくつかの出会いがありました。 それぞれ、この場ができたからこそ出会えた嬉しい出会いでした。 そのうちの一つは、山本詞(やまもと・つぐる)に関することです。...
落ち着かない一日
筑豊の炭坑に生きた歌人、山本詞(やまもと・つぐる)については 月刊「俳句界」に連載しているエッセイでも4月号で取り上げましたが 新たに8,000字(400字詰め原稿用紙20枚相当)ほどの文章を書く準備をしています。 「労働者文学」や「炭坑歌人」という角度からとはまた違う視点...
花冷えの日の電話
今年は3月後半から暖かく、近頃は初夏のような陽気でした。 いつもは桜のころはまだけっこう寒いのに 今年はこのまま葉桜になるのかと思っていましたら、 やってきました。今日は花冷え。 いえ、花冷えというより寒の戻りといったほうがぴったりかもしれません。...
「俳句界」連載第4回
今日3月30日は桜蕾忌です。 月刊「俳句界」に連載しているエッセイ「たまくしげ」。 4月号掲載の第4回のタイトルは「炭坑に生きた歌人、山本詞」です。 山本詞の生涯を紹介する中で短歌は二首引用しています。 予告なく来る死もあらむ明日のために香を焚く思ひに洗ふ坑帽...
お風呂のうた②-夜の共同湯に
嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座(おくら短歌講座)や 私が主宰している「いいづか短歌サロン」では 山本詞(やまもと・つぐる)のうたを取り上げることがあります。 今月のおくら短歌講座(テーマ「お風呂のうた」)では次の一首をご紹介しました。...
眠りのうた-無性に欲しき
ゆうべは嘉麻のおくら短歌同好会の短歌講座でした。 先月は「嘉麻のおくら短歌コンクール」の準備のため短歌講座はなかったので 2か月ぶりになります。 テーマは眠りのうた。 熱帯夜のつづく真夏も去り、気持ちよく眠れる季節になりました。...