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「俳句界」連載第4回

  • momosaran
  • 2018年3月30日
  • 読了時間: 1分

今日3月30日は桜蕾忌です。

月刊「俳句界」に連載しているエッセイ「たまくしげ」。

4月号掲載の第4回のタイトルは「炭坑に生きた歌人、山本詞」です。

山本詞の生涯を紹介する中で短歌は二首引用しています。

 予告なく来る死もあらむ明日のために香を焚く思ひに洗ふ坑帽

病む汝の身を抱くときとめどもなく木枯のごとくなる気管支音

一首目。

1958年に「短歌研究」第一回新人賞推薦第二席となった「地底の原野」五十首より。

二首目。

生涯の恋人を詠ったものです。

彼女とは、結核の療養所で知り合いました。

山本詞が退院して古河目尾抗に復職した後、

療養所や田川の自宅にいる彼女のもとへたくさんの手紙を書いています。

桜蕾忌とは山本詞の命日のことです。

1962(昭和37)年3月30日、坑内での炭車事故により亡くなりました。


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