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炭坑の歌人 32歳の事故死:朝日新聞「筑豊さんぽ道」5

  • momosaran
  • 2019年12月10日
  • 読了時間: 2分

朝日新聞・筑豊版の「筑豊さんぽ道」に執筆中です。

連載第5回は今日の紙面に掲載されました。

見出しは「愛する人の回復願い続けて 炭坑の歌人 32歳の事故死」。

山本詞(やまもと・つぐる)のことを書きました。

(見出しは基本的に新聞社でつけてくださいます。

その上で、話し合って決めることもあります。)

「筑豊さんぽ道」は、

筑豊在住であったり、またはゆかりのある人が

自らの活動や筑豊との関わりをエッセイのかたちで書くシリーズです。

私は自分の来し方と短歌について書いてきましたが、

本日掲載の第5回では

筑豊にゆかりの歌人について書いています。

筑豊の歌人といえば何人も有名なかたがいますが

時代を現代に区切ると

私の中では山本詞が一番に浮かびます。

今日のエッセイに添えた写真は

坑帽に作業着姿で坑口に立つ山本詞(遺稿集より)と

小竹町に建つ彼の歌碑です。

もし関心をもたれましたら、

筑豊にお住まいのかたは図書館でご覧になれます。

筑豊以外のかたも、

インターネット上でご覧になることが可能です。

朝日新聞デジタルにアップされています。

(閲覧には会員登録が必要です)

山本詞は短歌を始めてから逝去までの7年間に

1300首余りを詠んだといわれます。

本日掲載のエッセイでは

彼のうたを3首引用しました。

小竹町の彼の歌碑には、2首目のうたが刻まれています。

 風化岩咄嗟に崩れ落ちし坑よ父を押しのけて逃れし日もあり

 硬山(ぼたやま)の投影長きこの地帯を遂に故里として棲みつきぬ

 おしみなく靴に春塵つもらせて癒えねばならぬ人に遭ひにゆく


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