「かりん」8月号-「海辺の領事館」
- momosaran
- 3 分前
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<2025年8月9日>
雨もようのけさは ひさかたぶりにほっとする気温(26度)。
でも、この雨には3~4日注意が必要とのこと。
この春に気候変動の専門家のかたが
これから(の夏)は、
晴れれば猛暑、降れば大雨になる、と言われていました。
その後に、
だからみなさんおひとりおひとりが
地球温暖化を防ぐために行動してほしい、とも。
このかたは比較的近い間隔で2度
同じテーマについてテレビ番組で話されたのですが
そのたびに地球温暖化を防ぐための行動を、
と訴えておられたのが印象に残っています。
「晴れれば猛暑、降れば大雨」。
まさにこの夏の状況ですね。
さて、「かりん」今月号は4日に届きました。
編集、校正や発送に関わっておられるみなさま、ありがとう存じます。
今月の2~3日は東京で「かりん」の全国大会が開かれたのですが
参加できなくて、たいへん残念でした。
その翌日に届いた8月号。
その日から今もまだじっくり読んでいるところです。
初めてお名前を知ったかたのうたや
オンライン歌会でごいっしょしたことがあるかたの
これまでとは違う感じのうたなど
いろいろ発見があります。
では、今月号の馬場あき子先生の作品から2首ご紹介します。
若き子の長きまつげを見てあればぱつと花咲くごとく見返す
みぞはぎは一尺伸びて天を指し大志あるごと花のむらさき
わたしのうたは「海辺の領事館」と題した連作です。
掲載された7首全首を記します。
「海辺の領事館」
日本に百年住みし四代に選挙権なし桜ほろほろ
新緑がつつじがくらくらする五月コロッケの値段が二倍になった
町内の体育館に行くことのなからむ一生(ひとよ) 投票所として
紙ふぶきのように降りきし選挙権住みしことなき父祖の国より
在外選挙人登録せむといくたびか通いき海辺の領事館へと
投票用紙に候補者の名が並びいるそのハングルを幾度も確かむ
明日の米の値段に関わりなけれども二時間かけ行く大統領選挙
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