『百年の雪』
朝、カーテンを開けるとうっすらと積もった雪と曇り空。
今日から全国的に大寒波が押し寄せてくると聞いたけど
飯塚はそうでもないみたい、と思っていたら
午前中には吹雪になって、あっという間に外は白一色に。
今も降ったりやんだりを繰り返しています。
そんな日にご紹介するのは、「かりん」の篠原節子さんが
ご恵送くださった第一歌集、『百年の雪』。
お目にかかったことはありませんが、
「あとがき」によると篠原さんは総合誌「短歌研究」の投稿欄に
馬場あき子先生の選で掲載されたのをきっかけに
馬場先生主宰の「かりん」に入会なさったそうです。
2009年に入会、2016年12月にこの初めての歌集を上梓された由。
お母様を詠んだおうたに特にひかれましたが
本日の雪にちなんで、歌集のタイトルともなった一首をご紹介します。
柿田川梅花藻ゆらす湧水は富士に積みゐし百年の雪
篠原節子