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声①

  • momosaran
  • 2017年6月21日
  • 読了時間: 1分

いまカセットテープが若い世代に人気があるそうですね。

友だちのうちのカセットテープレコーダーで

生れて初めて録音した自分の声を聴いたのは小学校高学年のころ。

うそっ!

こんなんが私の声って、うそやろ!?

と驚いたものです。

私の歌の師、馬場あき子は近年のインタビューでこう語っています。

   「(前略)日本の芸術は質を見る芸術なんです。

    短歌の場合は声です。

    その歌を声を出して詠んだ時の言葉の響きに人間の質が出ますね。

    否応なく出る。」

       (総合文学ウェブ情報誌「文学金魚」 インタビュー 第16回馬場あき子)

また、一昨日の朝日新聞には「詩 声に出してこそ」という見出しで

朗読に力を入れる詩人たちのことが取り上げられていました。

私が人前で初めて朗読をしたのは、2000年代に入ってすぐのころです。

福岡市内でのイベントで、約200名のかたを前に

自分で書き下ろした文章と短歌一首を読みました。

劇団に所属する俳優のかたに何時間か教えを受けて臨んだのですが

今後もこうした機会を持つならきちんと学ばなければと思って

その年の秋から朗読講座に通い始めたのです。

                              ……「声②」につづく……


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