声②
- momosaran
- 2017年6月22日
- 読了時間: 2分
………「声①」よりつづく……
朗読講座は月2回のペースで、
仕事の関係により通えなくなるまで6年ほど続けました。
受講生はみな女性でした。
長く続けているかたも多く、
あんなふうにできるといいなぁ、と憧れるかたは
総じて低い声のかたでした。
1年に1回、講座の受講生とかつての受講生による発表会がおこなわれます。
3月、牡丹の花が咲き初めた庭園の中にあるフレンチレストランがその舞台です。
発表会はたいへん緊張するけれど、終わればほっとした解放感とともに
おいしいディナーをいただく楽しみがありました。
朗読を習うきっかけとなったイベントも3月に開催されるので
この頃、私は人前で朗読する機会が毎年3月に二回ありました。
内容は、自分で書き下ろした随筆に短歌を一、二首加えたかたちでしたが
父を亡くした翌年は、その大半を短歌にしました。
数日前の記事(「『海渡る蝶-父への挽歌』」)に記したものを含む
父への挽歌を主として、文章は短歌でいうところの
詞書(ことばがき:前書き。その歌を詠んだ日時・場所・事情などを短く記したもの)
程度にとどめました。
すると、どうでしょう。
これまでと違うことが起こりました。
会場にいらっしゃるるかたの幾人かが涙を流しながら聴いて下さっているのです。
これは朗読講座の発表会でも、もうひとつのイベントでも同じでした。
そのかたがたは私の知り合いではなく、そしてたぶん同胞でもない、
日本人のかたのようでした。
この時わたしは短歌の力というものを強く感じました。
うたの持つ力によって私の思いが届いたのだろうと。
今は、それに加えて肉声の力も思います。
歌を直接声で伝えたからこそ届いたものがあったのかもしれません。
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