歌集を出す意味
- momosaran
- 2017年9月3日
- 読了時間: 1分
いま、あるかたの歌集出版のお手伝いをしています。
こちらとは別に、
昨年から今年にかけて他のかたの二冊の歌集出版に関わるお仕事をした折は
選歌を担当しました。
今回は選歌とは違うかたちでのお手伝いです。
長い年月をかけて詠まれたうたの数々を拝読して
穏やかで品のある作者のこれまでの道のりの一端にふれた思いです。
良い歌集になると感じています。
初めて歌集を出すことについて、
ご本人は子どもと孫に残せればそれでよいと謙遜なさっていますが
ずっと手元に眠っていた多くの作品が選歌され、編集されてまとめられた時、
作者本人も気づかないでいたそのかたの作品の流れや全体像が
みえてくることがあるのではないでしょうか。
それは作者が作者自身と出会うことかもしれません。
歌集を出版する意味のひとつにはそういうことにもあるのでしょうね。
この後何度かの校正をへて印刷の段階にいたるまでは
何か月かの時間が必要ですが
装幀された(こちらも重要ですね)歌集を早く目にしたい。
そんな気持ちです。
そのためには、私も今がんばらなければ(=^∸^=)
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