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「短歌の骨法」

  • momosaran
  • 2017年9月6日
  • 読了時間: 1分

歌人の松村正直さんのご厚意により、「第六回琅玕忌だより」を拝読いたしました。

琅玕忌とは、石田比呂志さんを偲ぶ会です。

七回忌にあたる今年も2月に熊本市内で開かれました。

生前主宰なさっていた短歌結社「牙」のお仲間だったかたがたなどが集い

その中で松村さんが「短歌の骨法-石田比呂志の歌の魅力」と題して

講演をおこなわれました。

その講演録を含む記録が「第六回琅玕来忌だより」(非売品)です。

石田比呂志さんといえば、お酒を愛する反骨、無頼の歌人というイメージが

強いですよね。

松村さんは、そうしたイメージと石田さんの歌について、

また、佐藤佐太郎と近藤芳美の歌との関係について語られています。

そして、石田さんが短歌において一番大事にしていらしたことについて

お話しになっています。

石田比呂志作品を読んでいく上で、非常に勉強になりました。

講演録を拝読する機会を与えてくださった松村さんに感謝いたします。

松村さんが講演の最後に引用なさっている石田さんのうた十五首の中から

次の一首をご紹介します。

   飛魚は翅もつからに波の間を泪のごとく光りつつ飛ぶ


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