パスタ・デー
きのう10月25日はワールドパスタデーでした。
1995年のこの日にローマで第1回世界パスタ会議が開催されたことから
1998年に制定された記念日です。
ところで、今は私もパスタという言葉を使っていますが、
以前はスパゲッティと言っていました。
またはマカロニ。
スパゲッティはナポリタンかミートソースの二種類で
マカロニはサラダかグラタン。
(うちではもっぱらサラダでした。オーブンなんてなかったので><)
それがいつの頃からパスタと言うようになったのでしょう。
海外旅行ブームが起きて、日本でイタリアンレストランが流行った頃ともいいます。
バブルの時代でしょうか、「イタ飯」ってことばも聞きましたよね。
その頃からかもしれません。
市販されるマカロニも種類が増えて
(あ、マカロニじゃなくてパスタですね)
貝のかたちをしたものとか、ペンネとか、三色入りのものとかは
子どもが喜ぶのではないかと思って私もそれでサラダを作りました。
やがてナポリタンは昭和の雰囲気を残す喫茶店のメニューとして
語られることが多くなり
(カフェが増えていつのまのか喫茶店そのものが懐かしの対象になりました)
子どもとたまに外食するときに息子の好きなものをオーダーしようとしても
メニューに載ってない。
「ミートソーススパゲティ」を注文しようとするから無いわけで
「ボロネーゼ」としてメニューにはあるということを覚えました。
いま、パスタと口にする時、こうしたことが頭によみがえります。
そして、必ず思い出す短歌があります。
私が「かりん」に入会したのは2009年1月。
同年の12月号の「年間展望」でⅢ欄の執筆を担当された久山倫代さんが
私のうたも取り上げてくださったのですが
そのページで私のうたと並んでいた、江國梓さんのうたがそれです。
スパゲティをパスタと呼ぶやうになつた頃我らは本音を言はなくなつた
江國 梓
この母もそろそろ婚活初めてもよろしいでしょうかどんたく果てる
キム・英子・ヨンジャ