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大相撲九州場所のうた

  • momosaran
  • 2017年10月30日
  • 読了時間: 2分

10月も明日で終わり。

11月には福岡市で大相撲九州場所が開かれます。

私は足かけ15年、飯塚市から福岡市へ通勤していました。

通勤にはJRも使っていたので

九州場所が近づくと博多駅で力士のかたがたをみかけます。

それだけでなく、車内でふと気づくと浴衣姿の髷を結った若者二人が

途中の駅から乗りこんできていたりしました。

相撲はまったくくわしくないんですけど

このシーズンは何だか特別な感じがしてワクワクしたものです。

とはいえ、髷を結っている二人がスマートフォンに見入っている姿は

他の若い人たちと同じです。

ある時、お昼休みに事務所の窓から外をながめていたら

まだ髷を結えるほど髪の伸びていない若い力士が

自転車を押しながら歩道を歩いていて

その隣には若い女性が並んでいました。

なにやらおしゃべりしながら歩いているのを見て

もしかしたら地元出身なのかな、

学生時代の同級生が会いに来たのかな、なんて

微笑ましく思いました。

私の第二歌集『百年の祭祀(チェサ)』には

大相撲九州場所のシーズンのことを詠んだうたも収めています。

今年の九州場所は11月12日から。

きのう、約100人の力士が博多駅の新幹線ホームに降りたったそうです。

    駅前の欅も色づき風呂敷のお相撲さんと通勤列車

    お相撲さん乗りこまなくなり紅葉の進みて列車は冬に近づく

                        キム・英子・ヨンジャ 『百年の祭祀(チェサ)』


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