お金のうた-恥じらうごとき
- momosaran
- 2017年11月18日
- 読了時間: 1分
「嘉麻のおくら短歌同好会」短歌講座の今月のテーマはお金のうたとしました。
買い物のうたはあっても
直接お金のことを詠んだ短歌は多くない気がします。
それだけに印象に残ります。
お金をテーマにしようとした時
まっさきに浮かんだのがこうたです。
父母の婚を思へばしみじみとじぶんで稼ぐ金あたたかし
朝井さとる 『羽音』
結句で「ありがたし」でも「うれし」でもなく「あたたかし」と言っているところに
胸を打たれます。
朝井さんとは、私の『百年の祭祀(チェサ)』が現代歌人集会賞の候補となって
2012年の同会秋季大会に出席した折に初めてお会いしました。
お金のうたをもう一首。
今年上梓された遠藤由季さんの『鳥語の文法』には次のうたが収められています。
ものを売る場所にはかつて闇があり恥じらうごとき金銭の照り
最新記事
すべて表示今月の「かりん」は8日に届きました。 (8日といえば、私が寝込んでしまった日ですね・・・) 今月号では私は前月号作品鑑賞(1A欄)を執筆しました。 それから、例年「かりん」の12月号には年間展望が掲載されます。 今回は、「山花集」の年間展望(執筆:畑彩子さん)で...
今月(第33回)のいいづか短歌サロン(紙上開催)は10日付で発行しました。 先月、8か月ぶりに会場で開催した折に見学に来られたかたがいらしたのですが そのかたが今回、初めてご参加になりました。 嬉しいことです♪ ご参加人数も紙上開催の回ではこれまでで最も多くなりました。...
きのう、飯塚市内の小学校で4年生にゲストティーチャーとしてお話をしてきました。 学習支援ボランティアです。 テーマは「韓国の文化」。 ちょうどひと月前にご依頼があり、 当時は県内の新型コロナウイルス感染確認者数は1か月ほど一桁台で 筑豊ではゼロが続いていましたので...
Comments