朝日歌壇・朝日俳壇の飯塚勢
本日の朝日新聞の「朝日歌壇」および「朝日俳壇」の双方に
飯塚市のかたが入選していらっしゃいました。
おめでとう存じます。
おふたかたともお目にかかったことはないのですが
入選を重ねていらっしゃるので
お名前だけは以前から存じ上げております。
直接存じ上げないかたでも
地元のかたが入選するのは嬉しいものです。
次が本日の入選作です。
<朝日俳壇>
芋水車廻るともなく廻りけり
(大串 章 選) 飯塚市 釋 蜩 硯
<朝日歌壇>
介護とう海は深くて冷たくて何とか顔だけ出して呼吸す
(高野公彦 選) 飯塚市 甲斐みどり
甲斐みどりさんの一首。
いつ、どこにたどり着くのかわからない介護の毎日を海にたとえています。
どこまでできたら介護する人もされる人も満足できたということになるのか。
毎日果ての見えない生活に疲労がたまれば
ほんとうはみなくてもいいお互いの気持ちが見えて
寒々とした気持ちになることもあるでしょう。
そうした毎日を息苦しく感じながらも
何かささいなことに喜び楽しみを見出したりして
苦しさに溺れないよう一日一日を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか。