白蓮さんの雛まつりー「處女の頃」より
- momosaran
- 2018年3月2日
- 読了時間: 1分
明日は新暦の桃の節句ですね。
大正時代に大鐙閣から出版された「新錦絵帖」というシリーズがあります。
その四の巻「處女の頃」の作者は「白蓮女史」と「成園女史」。
成園女史とは、大阪府出身の日本画家、島成園です。
「菖蒲風呂」や「クリスマス」といった題で
島成園が子どもや少女を描き、
その作品に白蓮さんが短歌や詩を書いています。
今でいうコラボレーションですね。
島成園の描く子どもや少女がなんとも愛らしい❤
そして、この書籍の発行は大正11年1月25日。
白蓮さんが飯塚の伊藤家から出奔した、
いわゆる「白蓮事件」から3か月後であることからも
貴重なものだと思います。
この「處女の頃」から、「雛まつり」三首をご紹介いたします。
紫宸殿にさくらたちはな咲き匂ふひいなのとのゝあかきともし灯
よる更けてひいなの殿にひそひそと人聲のすとおそろしかりぬ
學校のかへりの道もいそかるゝひいなの我を待てりとおもへは
最新記事
すべて表示今月の「かりん」は8日に届きました。 (8日といえば、私が寝込んでしまった日ですね・・・) 今月号では私は前月号作品鑑賞(1A欄)を執筆しました。 それから、例年「かりん」の12月号には年間展望が掲載されます。 今回は、「山花集」の年間展望(執筆:畑彩子さん)で...
今月(第33回)のいいづか短歌サロン(紙上開催)は10日付で発行しました。 先月、8か月ぶりに会場で開催した折に見学に来られたかたがいらしたのですが そのかたが今回、初めてご参加になりました。 嬉しいことです♪ ご参加人数も紙上開催の回ではこれまでで最も多くなりました。...
購読している新聞(朝日です)には土曜日に別刷りの「be」が付きます。 その大きな写真付きの1面は「フロントランナー」。 さまざまな分野で活躍しているかたへのインタビュー記事です。 1面の記事は3面にも続きます。 今週の「フロントランナー」は歌人の穂村弘さんでした。...
Comments