制服のうた-着るのを忘れて
- momosaran
- 2018年3月16日
- 読了時間: 1分
今月の嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座のテーマは「制服のうた」としました。
ちょうど卒業式のシーズンなので。
卒業してもう着なくなる制服。
4月から着られる憧れの制服。
そうしたイメージからです。
講座では学校の制服に限らず、職業の制服のうたも取り上げました。
制服を着るのを忘れて来たというおおかた忘れていいことばかり
岩尾淳子
この空としだれ桜を仰ぎたる民子をおもふ事務服の民子
土屋千鶴子
一首目。
学校で上の句のようなことがあったら、指導するべき立場にある大人なら
その生徒に対して喝を入れることが多いのではないかと思います。
そう思って下の句を読むと、いい意味で脱力する感じ。
生きていく上で絶対に忘れてはならないことは、そう多くはないのかもねぇと。
二首目。
「民子」とは歌人の大西民子のこと。
「しだれ桜」は埼玉県の玉蔵院というお寺にある樹齢百年以上の枝垂れ桜のことで
そのお寺の近くに大西民子が勤めていた県立図書館があったそうです。
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