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『匂いむらさき』歌集評(「かりん」8月号)

  • momosaran
  • 2018年8月6日
  • 読了時間: 1分

「かりん」8月号に浦部みどりさんの『匂いむらさき』の歌集評を執筆しました。

『匂いむらさき』は長い歌歴をおもちである浦部さんの初めての歌集です。

この春に角川書店より出版されました。

こちらについては、このブログでも何度か書いています。

先月30日には福岡市内で出版記念会が開かれたところです。

その会でも評を申し上げる機会をいただきました。

「かりん」8月号では、志垣澄幸さんと私が歌集評を執筆いたしました。

志垣さんは「貴方の祥月命日」と題して

「本集には家族一人ひとりの物語があって心魅かれるが、

その中でも夫を詠んだ歌はとくに印象に残った。」と書かれています。

鈴蘭を見に行く約束果たせざり今日は貴方の祥月命日

私は「みどりの庭に」と題して

主に庭を詠んだ作品を取り上げていますが

その庭はただ美しいだけではなく

家族の来し方とつながり、

たおやかな暮らしにつながっているのです。

歌集評の最後には、最近の一首をとりあげました。

このほんのりしたユーモアも魅力の一つです。

 庭の梅ひらくと見れば目白(メジロ)来ぬ連絡網でもあるかのごとく

先月30日には福岡市内


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