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「かりん」11月号-山花集


私が所属している短歌結社「歌林の会」の結社誌「かりん」には

各会員が所属している欄(本欄~Ⅲ欄)のほかに

「かりん集」と「若月集」という

主宰の馬場あき子先生がⅠ~Ⅲ欄の作品から選ばれる頁があります。

こちらには本欄(馬場欄・坂井欄)の会員の作品は載らないので

数年前に1A欄から本欄に昇欄してからは

私のうたが「かりん集」に載ることはなくなりました。

(「若月集」は近年設けられた欄で、若い世代が中心です)

そのような中、今年の6月号から

新しく「山花集」が設けられました。

「山花集」は本欄から選ばれた作品の頁です。

ベテランのかたが集う本欄から選ばれることは容易でないことを

初めから承知していましたが、

毎月毎月、「かりん」誌が届くたびに

改めてそう感じていました。

そして、今月号で初めて私のうたが「山花集」に載りました。

思わず「えっっ?」と声に出てしまうほど意外でしたが

じわじわと嬉しさがやってまいりました。

ありがとう存じます。

その六首の中から二首ご紹介いたします。

 左向くうさぎは親し藤色の二円切手も韓半島も

 青と碧弥生人好みし色なりと聴きおり窓に海はきらめく


 
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