「うた新聞」1月号に
短歌総合紙の月刊「うた新聞」2019年1月号で
桜川冴子さんが拙歌を取り上げてくださっています。
同号の「友の歌」に次の一首について書いてくださいました。
炭住に月が出た出たボタ石の墓標も照らす月が出たヨイ
キム・英子・ヨンジャ
「(前略)かなしい歴史的事実を背景にもちながら、
この歌にはそれだけに終わらない優れた魅力がある。
炭坑労働者の住んだ『炭住』に出る月は
名前も残さずに死んでいった人々を照らす。
民謡のような響き、結句の『ヨイ』には
ほの明るい感じがあって救いがある。
哀しくてやさしい歌だ。(後略)」
とあります。
桜川さん、ありがとう存じます。