2月2日のうた
<2025年2月2日>
2025年。
令和7年。
どちらもまだ言い慣れないまま、はや2月になりました。
このブログでも昨年ご紹介した吉川宏志さんの歌集『叡電のほとり』の
2月2日のぺージには次の1首が載っています。
流されてまた川の面(も)をさかのぼる鴨の影あり夕照りのなか
この1首に添えられた短い文章には
35年前、京都で大学入試を受けて、
そのとき初めて一人で故郷を出る旅をした、とあります。
合格するかどうか、その不安な気持ちも書かれていて
私自身のことを思い出しました。
私が受験のために長崎に行ったのは
たしか3月6日。翌日が入試日でした。
高校の卒業式は3月1日。
受験が間近のため友人と別れを惜しむ間もなく
式が終わるとまっすぐ帰路についたのを覚えています。
この受験で初めて長崎の地を訪れたのです。
ただし、ひとりではなく、姉が付き添っていました。
合格するかどうか、不安な気持ちはもちろん私にもあって、
特に世界史はどの参考書にも載っていない問題が出たのが
気になりました。
一方で、受験票の受験番号が7番だったので
ラッキーセブンで縁起がよいとして
事前に受験票が届いて以来
それを心の支えにしていた
(=縁起がよいからだいじょうぶだと思いこもうとしていた)
ようなところがあります。
この受験番号7番の受験票は
合格してからもずっと捨てずに持っていました(=^∸^=)
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