3月の読点
<2022年3月17日>
コロナ禍。心が痛くなる世界情勢。
その上にきのう深夜の東北・関東地方での震度6強の地震。
地震は今朝のニュースで知りました。
仙台や首都圏の友人と「かりん」のかたがたのことが案じられます。
そんな中、少しだけ明るいニュースは
きょう、全国で初めて福岡で桜が開花したという話題。
今日は福岡市や飯塚市の小学校で卒業式がおこなわれました。
3月17日の開花は昨年より5日遅く、
平年より5日早いとのこと。
つまり、近年桜の咲くのが早くなっているんですよね。
以前は桜といえば入学式のイメージだったのに
今は卒業式のころとなりました。
ところで、卒業ということではないけれど
個人的に、去年の3月が区切りとなった事柄があります。
それは、「かりん」誌に執筆していた「前月号作品鑑賞」。
2015年度から執筆を担当し(年に3回です)、
丸6年たった去年の3月に最後の原稿を書きました。
最初はⅡ欄の作品を担当していて
次にⅠA欄の担当になりました。
Ⅱ欄から1A欄に昇欄されるかたもいらっしゃるので
そうしたかたのおうたは丸6年読み続けてきたことになります。
いつも作品を拝読してお名前を覚えると
一度もお目にかかったことがなくても なんとなく親近感を持って
自分の原稿執筆担当の月でなくても
そのかたがたの作品はよく読んでいました。
6年の間には
「前月号作品鑑賞」で作品を取り上げたかたからお手紙が届いたり
上梓された歌集が届くこともありました。
一度ざっと数えたら
Ⅱ欄やⅠA欄に載るうたは1号あたり500~600首でした。
それだけの作品をすべて読んで文章にまとめるのは
私にとっても勉強になることでした。
その執筆担当を昨年の3月(4月号掲載分)を最後に
新しいかたへとバトンタッチしました。
月末~月初めに届いたものを読んで
8日までに印刷所へ原稿を送ることも
なんとかやってこられてホッとしています。
卒業ではないけれど
自分にとっては6年間続けてきことに区切りがついて、
いわば読点を打ったような感じです。
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