嘉麻のおくら短歌コンクールのこと
嘉麻のおくら短歌コンクールは全国の小・中学生を対象にしたコンクールです。
ここ福岡県の筑豊地方にゆかりの深い万葉集の代表的歌人・山上憶良。
中でも現在の嘉麻市は憶良さんが「子らを思ふ歌」などの
後に「嘉摩三部作」と呼ばれる高名な作品を撰定した地とされています。
コンクールは嘉麻市の市民団体、嘉麻のおくら短歌同好会が2017年に立ち上げました。
私も当初から選者として関わっています。
2017年の第1回のテーマは「しあわせ」または自由。
初めての作品募集にも関わらず日本各地から1千首以上の作品が寄せられました。
2018年は「ふるさと」または自由、
2019年は「川」または自由のテーマで募集したところ
毎年1千首を越える応募があって
子どもたちのみずみずしい短歌にふれることができました。
しかしながら、昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大により
3月初めから全国一斉に小学校・中学校が休校となったことを鑑み
毎年初夏から9月上旬まで作品を募集しているこのコンクールは
中止になりました。
今年も昨年に続き中止と決定したそうです。
残念ですが
コロナ禍が終息して
また笑顔でコンクールの表彰式を迎えられる日を心より願っています。
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