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型を持った人間

<2022年4月17日>


昨年秋に横綱白鵬が引退した時


その引退記者会見のもようを新聞で読みました。


私は大相撲にはくわしくないのですが


引退会見の一問一答での最後の部分が印象的でした。


少年相撲の大会「白鵬杯」が長年続いていることについて聞かれて


次のように答えたそうです。



「基本を大事に、型を作ること。


そして型ができた時に型を破る。


型をもって型にこだわらない。


これができれば必ず強くなると思います。


たくさん技がある人は怖くなかった。


型を持った人間が一番怖かった」



これは武道や茶道などの習得について昔から言われる


「守破離」のことだと思います。


なので初めて聞くような話ではないのですが


「型をもった人間が一番怖かった」というのは


大横綱のことばだけに説得力があります。


これは短歌にも通じるのではないかと思いました。



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