徳恵翁主の婚礼調度品-茶器
- momosaran
- 10月6日
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<2025年10月6日>
徳恵翁主(トッケオンジュ)の父は
朝鮮王朝第26代王であり大韓帝国初代皇帝であった高宗です。
(翁主とは王妃以外を母として生まれた王の娘の称号)
この6月、徳恵翁主の婚礼調度品が
九州国立博物館で日本初公開された折に足を運んだことは
このブログにも書きました。
そのなかで一番目をひいたのは朱漆の螺鈿箪笥。
こちらにも見入りましたが
わたしが最も足を止めたのは銀製のペアの茶器。
蓋のある取って付きのカップとソーサーのセットです。
ご夫妻のお茶の時間に実際に使われたこともあるのかな。
ペアの茶器のうち大きいものには菊花文が、
小さいものには李花文があしらわれています。
李花文は大韓帝国の紋章であり、李王家の紋章として引き継がれたようです。
拝見しながら徳恵翁主のその後の人生を思いました。
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