手袋のうた
<2023年2月28日>
今月の<紙上>いいづか短歌サロンは本日付の発行です。
21日に投函したので
ご参加のみなさまのお手元に届いていることと存じます。
(東京あての普通郵便が土・日をはさんで1週間かかったりするので
なるべく早めに投函するよう心がけています。
特に2月は月末(発行予定日)が来るのが早いので
いつもより早めに投函しました)
今回の秀歌鑑賞のテーマは「手袋のうた」。
手袋のうたって、落ちている手袋のさまを詠んだものが多いように思います。
なので、それ以外の場面の手袋を詠んだうたを
意識して取り上げました。
手袋といえば、今年1月の歌会始の入選歌10首の中にも
手袋を詠んだ恋のうたがありましたね。
当サロンの今月の詠草(テーマは自由)にも
手袋のうたが3首ありました。
いずれも素敵でしたよ♪
今回の送付に使った切手は、
グレープの「精霊流し」を詠みこんだかたには
長崎市つながりで崇福寺の切手を。
首相のうたのかたには
国会議事堂の写真が切手になったものを。
中学生を詠まれたかたには
「桜の花とこどもたち」(いわさきちひろ・画)の切手を。
という具合いでした。
では最後に、今回鑑賞した秀歌のなかから1首ご紹介しますね。
落しきし手套の片手うす暗き画廊の床に踏まれあるべし
葛原妙子
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