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新春詠 2023年

<2023年2月7日>


毎年恒例、


元日の朝日新聞に朝日歌壇選者のかたがたの新春詠が載ります。


2首連作です。


選者のおひとり、馬場あき子先生の作品をご紹介いたします。


2首のどちらも特に下句にしびれます。


それから、永田和宏さんの作品もご紹介したいのです。


元旦から思わずふわあーと笑顔になれました(=^∸^=)








      冬木         馬場あき子


こんなにも木々が愛(を)しめる葉の色のさまざまなるを掃きて捨てたり




わが植ゑし茶の木花咲き月光の降る日降らぬ日しづかに白し







     おい老い       永田和宏


一年で細胞はほぼ入れ替はるなのにどうしてわが老いの顔




古稀過ぎしわれを「この子」と時に呼ぶ馬場あき子なら ま、 仕方がないか









 

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