林檎のうた
<2024年1月30日>
今年最初のいいづか短歌サロンは27日におこないました。
前回は年末のため紙上開催としたので
みなさまとお顔を合わせるのは2か月ぶり。
お変わりないようすでうれしかったことです。
今回の秀歌鑑賞は「林檎のうた」。
詠草のテーマは「林檎のうた、または自由」でした。
いつもは詠草の半数くらいが秀歌鑑賞のテーマで出されるのですが
今回は元旦早々大きな災害や事故が続いたためか
詠草にはりんごのうたはなく
半数近くが能登半島の地震のニュースに接しての作品でした。
他には、阿蘇の雄大な風景に寄せて詠まれたうたや
梅の古木の蕾を詠まれたうたなどがありました。
コロナ禍前のいいづか短歌サロンはお茶室で開いていて
呈茶をおこない、香を焚き、床の間に花を生け・・・。
今はお呈茶は休止中で、場所も変わりましたが
お花は毎回続いています。
このお花、当短歌サロンのお仲間が生けてくださっていて。
状況が変わった今も続けてくださっているんです。
今回のお花は、水仙と万両をそれぞれ一輪挿しに生け、
一つのお盆に載せたもの。
新春らしい雰囲気になりました。
毎回、自主的にお花をしつらえてくださること、
ほんとうにありがたく思います。
では、結びに、前半にご紹介した「林檎のうた」から1首記します。
みちのくの林檎つめたし噛むたびに頭上にしぶく真冬の銀河
小島ゆかり
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