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椅子のうた

<2024年4月30日>


ゴールデンウイークの中盤、いかがお過ごしですか?


今日で2024年の3分の1が終わりますね。早い!


さて、今月のいいづか短歌サロンは27日に開催しました。


今月になって続いた黄砂や高濃度のPM2.5や雨もおさまり、


くもりながら過ぎしやすいお天気でした。


短歌サロンのお仲間でお花をたしなまれるかたが


いつもお花をしつらえてくださっていて、今回は都忘れでした。


小柄で濃い紫色の可憐な花。


いつもありがとうございます🌸



さて、今回の秀歌鑑賞のテーマは「椅子のうた」。


椅子はひとの存在または不在を強く印象づけるものです。


また、地位や居場所を象徴するものでもあります。


出会いと別れの季節であり、


新しい生活が始まることの多い春に寄せて選んだテーマです。


近年は車椅子を詠んだうたを目にすることも多いのですが、


それは別の機会に取り上げることにしました。





詠草のテーマは「椅子のうた、または自由」。


詠草の半分以上が椅子を詠んでくださっていて、


少しひねりをきかせてお座布団を詠んだかたもありました。


登場した椅子はベビーチェア、木製の丸椅子、森の中の木株など。


いずれも思いがこもっている良いうたでした。




では、秀歌鑑賞でご紹介した椅子のうたから1首記します。










かたはらに置く幻の椅子一つあくがれて待つ夜もなし今は


大西民子














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