物語を詠みこんだうた
<2024年10月28日>
今月のいいづか短歌サロン(第79回)は一昨日におこないました。
テーマは読書の秋にちなんで「物語を詠みこんだうた」。
昔話、小説などの題名や主人公または登場人物の名前を詠みこんだり、
その状況設定を下敷きにしたうたなどです。
一般的にわりとよく目にするのは
日本の神話を背景にしたうたとか
ギリシャ神話の神々やシェイクスピアの戯曲の登場人物が詠みこまれたうたでしょうか。
詠草のテーマは「物語を詠みこんだうた、または自由」。
物語を詠みこむというのはいつもとは少し違う趣向なので
詠みにくいと感じられるかなと思いましたが
詠草のうち5分の4はこのテーマに沿ったうたでした。
『竹取物語』、『ジェーン・エア』、『よだかの星』など。
ご参加のかたがたの中に
いつも会場にお花をしつらえてくださるかたがいらして
今回は薄紫色の小菊とランタナ(和名:七変化)を生けてくださいました。
ランタナは大好きな花。
目にするたびに
なんと愛らしいのだろうと幸せな気持ちになります♪
では最後に、秀歌鑑賞でご紹介した中から1首を記しますね。
百万円入りのズボンを捜す父、サンチョ・パンサを演じるわたし
藤島秀憲
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