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魔法


『魔女の宅急便』の作者、角野栄子さんは6巻にわたる物語が完結したとき、


こう書いたそうです。


「誰でも魔法をひとつは持っているんです。


空を飛んだり、姿を消したりすることはできなくても、


自分が好きなことで生きられれば、それは魔法になる。」


この一文を踏まえて


「魔法ってなんですか?」と質問された角野さん。


こう答えました。


「その人の喜び。


喜びをみつけることだと思う。


だから、見つからない人もいるのよね、たまにはね。


だけどみつけたらね、あきらめないで食いついてほしいわね。


だから誰にでも魔法はひとつだけはある。


いくつもはないの。


いくつもある必要はないんですよね。


魔法はいくつもあったら魔法じゃなくなっちゃう。


何でもかなえられたらね、つまんないでしょ」



  (NHK「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」”見えないものを見るメガネ”)




そう考えると、私の魔法は短歌ですね。


以前、インタビューで「あなたにとって短歌とは」みたいなことを聞かれて


すぐにパッとことばが出てこなかったことがあるけれど


これからは


「私にとって短歌は魔法です」と答えましょうか(=^∸^=)






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