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突然の悲しみ

新しい年が明けてひと月がたとうとしています。


この睦月は、私にとって悲しみの一か月でした。


私の主宰するいいづか短歌サロンに当初からご参加くださっていたかたが


4日に急逝なさったのです。


急な病であったそうです。


まだ60代でした。


コロナ禍のこととて


ご葬儀はご家族とご親族のみでおこなわれたとのこと。


ご葬儀の後、ご家族が知らせてくださいました。


ご本人のスケジュール表の1月7日の欄に


「サロン 投稿」と記してあったそうなのです。


今月の短歌サロンの締切は20日でした。


まじめなかたで、いつも締切に余裕をもって詠草を送ってくださいました。


詠草だけではなく


短歌サロン当日も会場にいつも一番早く到着なさって


私が机やお座布団を並べたりするのを手伝ってくださったり。


穏やかでやさしいかたでした。


今は紙上開催としいていますが


コロナ禍の前、会場で短歌サロンをおこなっていた時には


いつも私の左脇のお席に座っておられて


いま考えると


そのことはいつも私を安心させていたように思います。


ちょうど1年前、短歌のことでご本人におめでたいことがあって


短歌サロンのお仲間でお祝いしたことがありました。


それから1年後にこのようなことになるとは。


私は2009年1月に「かりん」に入会すると同時に


「かりん ZONTAG」(福岡支部)の会員にもなりました。


現在は主宰する短歌サロンの他に


短歌講座の講師や短歌会の指導もつとめています。


そうした、定期的(月1回)に短歌の会でお目にかかって


そのかたのうたを読み続けてきたかたの悲報に接するのは


初めてです。


初めてではなくても、悲しみに慣れることはないと思いますが


とにかくショックを受けました。


ご家族から亡くなったとうかがっても


あまりに突然のことで信じられないような気持ちだったのですが


詠草締切日の20日を過ぎてもご本人からうたが届かないので


ああ、ほんとうに逝ってしまわれたのだとうなだれました。


今月の<紙上>いいづか短歌サロンには


追悼特集のようなものを載せました。


心からお悔やみを申し上げます。








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