竹久夢二の短歌-ほたる草
- momosaran
- 9月29日
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<2025年9月29日>
いま『夢二日記』(長田幹雄・編)を読んでいます。
こちらは竹久夢二の
たまきと結婚した直後から亡くなるまでの間の日記を収めたものです。
明治40(1907)年から昭和9(1934)年まで。
文章だけでなく俳句や短歌もしばしば記されていて
なかには短歌だけを記した日も一日といわずあります。
大正元年の日記は8月18日だけなのですが
その日の記述は2行のみ。
「喜久井町の家。」という1行のあとに次の1首が記されています。
戸をくればまづ空色のほたる草眼に新しく静けさを与ふ
ほたる草とは露草のこと。
朝、雨戸を開けたら庭の露草の青が目に飛び込んできて
新涼を感じたのでしょうか。
いま、朝の散歩で道端のあちこちに露草をみかけます。
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