How to 歌会
- momosaran
- 2017年5月26日
- 読了時間: 2分
今、若い世代にも歌会をおこなう人たちが増えています。
歌会(「うたかい」 または 「かかい」)は
人々が自作の短歌を持ち寄ってお互いに鑑賞したり批評する場のことです。
短歌を学び、楽しみ、交流する。
短歌は「座の文学」とも言われ、自分のうたを他の人がどう読むのか、
どう感じるのかを聞くのはたいせつなこと。
歌会はその貴重な機会です。
奈良時代から行われてきた歌会ですが、現代の歌会の進め方はひとつではなく
いくつかのパターンがあります。
まず、
①詠草(歌会に出す自作短歌)を
✿事前に提出する。 🌼その場で詠む。
②事前提出の場合は詠草集を
🌼事前に参加者に送付。 🌼当日はじめて受け取る。
③詠草の題(またはテーマ)が
🌼決められている。 🌼決められていない(=自由題)。
④詠草集に作者の名前が
🌼書かれている(記名) 🌼書かれていない(無記名)
⑤投票(詠草集の中で一番好きな歌を選ぶ)を
🌼おこなう。 🌼おこなわない。
この他にも歌会によって独自のルールが加わることもあります。
私は初心者向けの短歌体験イベントと嘉麻のおくら短歌講座でも
歌会スタイルを取り入れています。
(厳密な意味での歌会ではなく、初心者向けにアレンジしています)
そして、あさって開催する短歌サロンでも
その二つとはまた違ったかたちの歌会スタイルにしています。
①詠草を事前提出していただき
②当日までに詠草集をご参加のかたにお送りする。
③詠草のテーマは季節に合わせたもので今回は「青葉」「若葉」または自由。
④無記名で
⑤投票する。(その後に作者名を発表)
ご参加の皆さんからの詠草が出揃ったので、詠草集を郵送しました。
今回のテーマ「青葉若葉のうた」にちなんで、
切手は「青い山脈」を選びました♪
(美しい新緑の向こうに青い山々が見え、
学生服とセーラー服の三人と自転車が小さく描かれているイラストに
昭和の名曲「青い山脈」の出だしの歌詞と音符が添えられています)
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