第39回「かりん」全国大会
7月22日(土)~23日(日)、東京の中野サンプラザにおいて
「かりん」全国大会が開催されました。
(「かりん」は私が所属している短歌結社です)
第一日目は「再発見!窪田空穂」というテーマで
馬場あき子先生の講演とパネルディスカッションがおこなわれました。
馬場先生は「空穂と俊成」と題して古典との関わりをお話しになりました。
パネルディスカッションは、進行役が坂井修一さん。
そして田村広志さん、中津昌子さん、梅内美華子さん、大井学さん、
斎藤芳生さん、中山洋祐さんがパネラーとして登壇されました。
13時30分から17時まで、密度の濃い時間でした。
お話をうかがって、無理をしてでも上京してほんとうによかったと思いました。
第二日目は歌会です。
多くの参加者がいますので、例年三つのお部屋を会場にして開かれます。
今年も270名近い会員から詠草が集まりました。
歌会参加予定者には事前に詠草集(作者名は伏せたもの)が送られてきます。
約二七〇首の中から五首を選んで第一日目の受け付け時に提出します。
いいと思うたがたくさんあると、泣く泣く五首から外す作品が出てきます。
私はA・B・Cの三つの会場のうち、B会場でした。
詠草集の中から、その会場の参加者約90名の詠草について
複数の会員が評者となって十五首ずつ担当して評をおこない、
その後、会場の参加者から質問や意見が活発に出されます。
私の詠草についても、会場から比喩の意味について質問が出ました。
それに対して、会場からベテランの田村広志さんがすっきりはっきりと
解釈を述べてくださいました。
たくさんの詠草の中から私の一首に注目して質問してくださったかたと
その一首を深く理解してくださった田村さんに感謝いたします。
歌会は9時30分から16時40分まで。
第一日目と同じく、とても濃密な時間なのでした。