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「ヤマト王権と遠賀川流域―忠隈古墳と沖出古墳―」

  • momosaran
  • 2018年9月23日
  • 読了時間: 2分

筑豊地域では飯塚市をはじめとして田川や嘉麻市でも

数年前から古代史に関するイベントが多く開催されています。

飯塚市歴史資料館では

この春から毎月一回の館長講座が始まりました。

講師は同館館長の嶋田光一さん。

先月初めて拝聴したところ、

多くのかたがお越しになっていました。

今月の講座はきのう開催されたのですが

先月を上まわる大勢の参加者でした。

数年前からの古代史のシンポジウムやセミナーにも

何度か足を運んで感じるのは

古代史に関心を持つかたがこれほど多いのかということ、

そして、その熱心なごようす。

きのうの館長講座では

私は三人用の長机の真ん中に腰かけて

両隣はシニアの男性だったのですが

(ちなみに、前列のおさんかたもシニアの男性でした)

嶋田館長のお話を聴きながら、

手元の資料に書きこみをするだけでなく

資料の図をマーカーで色分けなさっていました。

さて、今回のテーマは忠隈古墳と沖出古墳。

飯塚市の忠隈古墳は、

今は緑茂れる忠隈のボタ山の近くにあります。

沖出古墳は嘉麻市にある前方後円墳です。

今回のお話でもっとも興味深かったのは、

忠隈古墳から出土した金銅製四葉座金具と

沖出古墳の線刻画のある埴輪です。

忠隈古墳の金銅製四葉座金具は金メッキがほどこされたもので

日本ではこの一枚しか出土していない貴重なもの。

楽浪郡にあったお墓から同じつくりのものが出ています。

沖出古墳の埴輪に描かれた線刻画には

大型の船もあります。

これは外洋航海ができるもので

韓半島までも行ける船だそうです。

当時はこういった船が

遠賀川を上って直方あたりまで来ていたのではないかということでした。

そのことから

この古墳の被葬者は

外洋航海と関係のある可能性があるそうです。


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