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「鹿児島寿蔵の人形と短歌」展

  • momosaran
  • 2018年11月28日
  • 読了時間: 1分

25日まで福岡県立美術館でおこなわれていた

「鹿児島寿蔵の人形と短歌」展にでかけました。

鹿児島寿蔵は1898(明治31)年に福岡市に生まれ、

1982(昭和57)年に逝去しました。

福岡尋常小学校を卒業して博多人形の技術を学びますが

やがて「紙塑人形」の技法を生みだして

人間国宝となりました。

短歌は人形つくりの修行とほぼ同じころから作りはじめて

アララギ派の歌人として活動しました。

その人形作品の数々を今回初めて間近に観ることができました。

万葉集や古代の歴史、習俗に題をとったものが多く、

うたと人形は作家の中でたいへん強く結びついていたことを感じさせました。

万葉集、古代、海、そして人魚をモチーフとした作品が多いことは

古来アジアとの交わりの深かった福岡に生まれたことと

関わりがあるのでしょう。

伸びやかで自由な人形の曲線。

晩秋の一日、その世界に浸って豊かな時間を過ごせました。

人形作品「有間皇子」や「卑弥呼」などのポストカードを

10枚!購入して会場を後にしました。

 紙塑のわざはゆめにあらざる夢なりき求めもとめてもとめゑし夢

 鹿児島寿蔵


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