短歌は役に立たない?
今日で三月も終わりですね。
今朝の朝日新聞に、
4月からアイルランド出身の詩人、
ピーター・マクミランさんのコラムが始まると載っています。
マクミランさんは『英語で読む百人一首』の著者。
「異文化の言語を通して
日本人が今まで見過ごしてきた「やまとうた」の尽きぬ魅力を
読者とともに再発見していく」
とあります。
続いて
ピーター・マクミランさんの語ったことが記されているのですが
その終わり近くに
「和歌や短歌は、経済性や効率性が優先される今の社会で、
役に立たないものとみなされているのかも知れない。
けれど、役に立たないものほど大切なものはありません。
自分たちに通じる美意識が歌に凝縮されていることを、
再認識してほしいです。」
ということばが記されています。
4月からの連載(水曜隔週掲載)が楽しみです。
そして、
彼のこのことばが印象に残りました。
私も、短歌のことを多くの人に知ってほしいと活動するなかで
このような意味のことを返される時があります。
短歌は役に立つものではない、と。
確かに、
短歌を詠んだり読んだりしても
仕事に役立って収入が上がるわけではないし、
家事の時短につながるわけでもありません。
でも、私は短歌の力を信じています。
このことについては
明日、もっとくわしく書くつもりです。