「初めて短歌を楽しむサロン」
予告していた秋のイベントのお知らせです🍎
題して「初めて短歌を楽しむサロン」。
毎月おこなっている「いいづか短歌サロン」と名前は似ているけれど
こちらは一日限りのイベントです。
「嘉飯物語 2019・秋」の一環として開催します。
「嘉飯物語」は、その地域に住む人が担い手(講師)をつとめる
体験型地域交流プログラム。
ここでいう地域とは、福岡県飯塚市の筑豊地方の中の
飯塚市・嘉麻市・嘉穂郡桂川町のこと。
「嘉飯物語」じたいは、この秋で11回目を迎えます。
私は2016年以来、今回で5度目の参加(担い手として)になります。
1度目~4度目は
学校を卒業以来はじめて短歌を一首詠んでみよう!
というコンセプトで開催しました。
5度目の今回は、内容をリニューアルしました。
今回は、ご自分で短歌を詠まなくてもいいんです✤
ですから、ドキドキせずにゆったりと楽しむことができると思います。
短歌を自分で読まないで、では何をするのでしょう。
ただただ、短歌を楽しんでいただきます。
おいしいお茶とお菓子もごいっしょに。
お花ととお香をしつらえた和室で
ごゆっくり短歌にふれるひとときをお過ごしください。
筑豊は、実は短歌にゆかりの深いところです。
奈良時代、筑前守として赴任してきて
嘉摩郡(現在の嘉麻市)で有名な「子らを思ふ歌」などを撰定した、
万葉集の代表的歌人、山上憶良。
(その序文が「令和」の典拠となった万葉集の「梅花の歌三十二首」。
それらが詠われた梅花の宴に憶良さんはももちろん参加!)
柳原伯爵家出身で、大正天皇のいとこである柳原白蓮は
筑豊の炭坑王と呼ばれた伊藤伝右衛門と再婚し、
飯塚市幸袋の屋敷で10年間を過ごしました。
夫の援助により出版した歌集は大きな話題となります。
また、1940年代から旧古河目尾坑で働き、
「炭坑歌人」と呼ばれた山本詞(やまもと・つぐる)は
中央の歌壇でも新人賞に名をつらねました。
石田比呂志らと歌誌「牙」を創刊して
さあこれから、という時に
惜しくも坑内の炭車事故により32歳で急逝しましたが
おもに炭坑での文学仲間たちによって
亡くなったその年に遺歌集と遺稿集が出版され、
さらに昭和50年代には仲間たちの熱意によって
小竹町に歌碑を建立。
『定本山本詞歌集』も出版にこぎつけました。
今回の「初めて短歌を楽しむサロン」では
こうした筑豊にゆかりの歌人たちのうたはもちろん、
さまざまな短歌を解説してその魅力にふれていただきます。
これまで短歌になじみのなかったかたにも
短歌の楽しさをリラックスした雰囲気のなかでお伝えしたい。
そうしたイベントです。
おいしいお茶とお菓子もご用意して、お待ちしております🍵
「嘉飯物語 2019・秋」のパンフレットは
駅や公共施設、道の駅などに設置されます。
また、嘉飯地域では全戸配布になるかと思います。
お目にとまりましたら、どうぞお手に取ってごらんください。
パンフレットの9ページに掲載されていますyo。
日時:2019年10月26日(土) 14:00~15:30
場所:イイヅカコスモスコモン 2階 和室
(当日の午前中は同じ場所で「いいづか短歌サロン」をおこないます)
定員:10名(最少催行人数2名)※高校生以上
料金:1,000円(保険料を含んでいます)
持参品:メモをとるかたは筆記用具
申込:10月19日までにこの公式サイトのお問い合わせフォームから、
もしくはメールアドレスをご存じのかたは
直接メールでお申し込みください、