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「初めて短歌を楽しむサロン」

  • momosaran
  • 2019年9月14日
  • 読了時間: 3分

予告していた秋のイベントのお知らせです🍎

題して「初めて短歌を楽しむサロン」。

毎月おこなっている「いいづか短歌サロン」と名前は似ているけれど

こちらは一日限りのイベントです。

「嘉飯物語 2019・秋」の一環として開催します。

「嘉飯物語」は、その地域に住む人が担い手(講師)をつとめる

体験型地域交流プログラム。

ここでいう地域とは、福岡県飯塚市の筑豊地方の中の

飯塚市・嘉麻市・嘉穂郡桂川町のこと。

「嘉飯物語」じたいは、この秋で11回目を迎えます。

私は2016年以来、今回で5度目の参加(担い手として)になります。

1度目~4度目は

学校を卒業以来はじめて短歌を一首詠んでみよう!

というコンセプトで開催しました。

5度目の今回は、内容をリニューアルしました。

今回は、ご自分で短歌を詠まなくてもいいんです✤

ですから、ドキドキせずにゆったりと楽しむことができると思います。

短歌を自分で読まないで、では何をするのでしょう。

ただただ、短歌を楽しんでいただきます。

おいしいお茶とお菓子もごいっしょに。

お花ととお香をしつらえた和室で

ごゆっくり短歌にふれるひとときをお過ごしください。

筑豊は、実は短歌にゆかりの深いところです。

奈良時代、筑前守として赴任してきて

嘉摩郡(現在の嘉麻市)で有名な「子らを思ふ歌」などを撰定した、

万葉集の代表的歌人、山上憶良。

(その序文が「令和」の典拠となった万葉集の「梅花の歌三十二首」。

それらが詠われた梅花の宴に憶良さんはももちろん参加!)

柳原伯爵家出身で、大正天皇のいとこである柳原白蓮は

筑豊の炭坑王と呼ばれた伊藤伝右衛門と再婚し、

飯塚市幸袋の屋敷で10年間を過ごしました。

夫の援助により出版した歌集は大きな話題となります。

また、1940年代から旧古河目尾坑で働き、

「炭坑歌人」と呼ばれた山本詞(やまもと・つぐる)は

中央の歌壇でも新人賞に名をつらねました。

石田比呂志らと歌誌「牙」を創刊して

さあこれから、という時に

惜しくも坑内の炭車事故により32歳で急逝しましたが

おもに炭坑での文学仲間たちによって

亡くなったその年に遺歌集と遺稿集が出版され、

さらに昭和50年代には仲間たちの熱意によって

小竹町に歌碑を建立。

『定本山本詞歌集』も出版にこぎつけました。

今回の「初めて短歌を楽しむサロン」では

こうした筑豊にゆかりの歌人たちのうたはもちろん、

さまざまな短歌を解説してその魅力にふれていただきます。

これまで短歌になじみのなかったかたにも

短歌の楽しさをリラックスした雰囲気のなかでお伝えしたい。

そうしたイベントです。

おいしいお茶とお菓子もご用意して、お待ちしております🍵

「嘉飯物語 2019・秋」のパンフレットは

駅や公共施設、道の駅などに設置されます。

また、嘉飯地域では全戸配布になるかと思います。

お目にとまりましたら、どうぞお手に取ってごらんください。

パンフレットの9ページに掲載されていますyo。

日時:2019年10月26日(土) 14:00~15:30

場所:イイヅカコスモスコモン 2階 和室

(当日の午前中は同じ場所で「いいづか短歌サロン」をおこないます)

定員:10名(最少催行人数2名)※高校生以上

料金:1,000円(保険料を含んでいます)

持参品:メモをとるかたは筆記用具

申込:10月19日までにこの公式サイトのお問い合わせフォームから、

   もしくはメールアドレスをご存じのかたは

   直接メールでお申し込みください、


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