歌会始の儀のこと
- momosaran
- 1月29日
- 読了時間: 2分
<2025年1月29日>
今年の歌会始の儀が22日におこなわれました。
毎年リアルタイムまたは録画して拝見しています。
今年も録画したものをその日のうちに見たのですが
なつかしいような思いがします。
歌会始の儀に参席したことがないのに
なつかしいとは少し変ですね。
実は、2020年(令和2年)1月16日におこなわれた令和初の歌会始に
いいづか短歌サロンのお仲間、石井信男さんが
入選者として参席されていたのです。
モーニング姿で直立なさっている石井さんを
私も緊張しながらテレビの前で見守っていました。
私が主宰するいいづか短歌サロンを始めたのは2017年5月。
石井さんは当初からほぼ毎回参加なさっていました。
2019年暮れに届いた歌会始入選の朗報に
私もとてもうれしい気持ちになりました。
2020年の歌会始の題は「望」。
それをどのような気持ちで詠んだか
石井さんが私に話してくださったことが今も胸にあります。
その月のいいづか短歌サロンは
東京から戻られて間もない石井さんに
(差し支えない範囲で)
歌会始の儀の前後のことや当日のスケジュール、
終了後の懇談での両陛下との会話など
聴かせていただきました。
いいづか短歌サロンの有志からお祝いとして
白い胡蝶蘭を贈ると、とても喜んでくださいました。
「令和」の出典が県内の大宰府で詠まれた
万葉集の梅花の歌32首の序文であること。
そうしたことから万葉集、ひいては和歌、短歌への注目もある中で
ここ筑豊にもゆかりの深い山上憶良もその詠み人であること。
さらに短歌サロンのお仲間が歌会始に入選され、
2020年は明るい希望に満ちた年明けでした。
そのとき、翌2月からコロナ禍が始まるとは
世界中でどのくらいの人が予想できたでしょうか。
うたは、それを伝えるひとがいて初めて後世に残ります。
どんなに良いうたであっても
誰かがそのうたを残す努力をしなければ埋もれてしまいます。
2020年の石井さんの入選歌、
歌会始の儀の生中継で初めて知って
とても良いうただなあと思いました。
ここにその入選歌を記します。
息を止め望遠鏡で本物の土星の環を見た夏の校庭
石井信男さん 2020年(令和2年)歌会始入選歌
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