刺繍の楽しみ
今、手芸がブームになっているそうですね。
刺繍カフェなる場所ができて
そちらでは初心者でもわかりやすいキットを使って
講師のかたに教えていただきながら刺繍の初体験ができるそうです。
たしかに、学校の家庭科では手縫いやミシンの使い方は習いましたが
刺繍についての時間はなかったですね。
タレントの光浦康子さんは手芸全般、なかでもフェルトでブローチを作るのが好きで
本も3冊出していらっしゃいます。
女優の浅丘ルリ子さんはビーズのアクセサリー作りが趣味だそうです。
台詞を覚えることに飽きるとビーズに糸を通すのだそうです。
そうしていると何も考えなくなって やる気も出るのだとか。
専門家によると、手芸のような針と糸で丁寧に作業をすることは
脳のリラックスと、やる気を引き出す、両方の効果があるそうです。
私も、20代から30代まで 小物をつくって刺繡をほどこしていました。
そのうちのいくつかは今も使っています。
最初は刺繍の本を買って、
書いてあるとおりにリボンを縫いつけて刺繍をしてクッションを二つつくりました。
友人への贈り物として。
次に刺繍糸を取り出したのは、必要にかられて。
新しい生活が始まった時、収納家具が足りなくて、
ウォールポケットを作ることを思いたちました。
キルティングの布と、上下に通す棒だけを買って
いくつかのかたちのポケットをつくり、
そこにそれぞれ違うデザインのアップリケと刺繍をしました。
アップリケに使う布やフェルトやボタンは
とっておいた端切れや洋服についていたものを使い、
刺繍糸も裁縫箱にあるものだけで。
図案も、今度は本は買わずに
持っていた雑誌や友人からのカードを参考にしました。
そのうちのひとつは、
同じ大きさの音符が三つ、ピンクと水色とクリーム色で横に並んでいるもの♪♪♪
このデザインにピンときたかたは大の松田聖子ファンかもしれません。
これは、当時松田聖子さんがプロデュースしていた子ども服ブランドのロゴマークに
ヒントを得てアップリケにしたものです。
お金はほとんど使わずに時間をかけて完成したウォールポケット。
思ったよりも収納の役割は果たせませんでしたが
その当時の部屋を明るくやさしい雰囲気にしてくれました。
その後もうちの中で使うものをいろいろとつくりました。
ウォールポケットは、今はもう壁にかけることはないけれど
処分することはできなくて
夏場はパネルヒーターのカバーとして使っています。(=^∸^=)