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七夕によせて


西日本の広範囲における大雨が途方もない被害をもたらしています。

(私の住むまちは、今日も雨は続いているものの、降りかたはおとなしくなっています)

行方不明になっているかたがたが早くご家族と会えるよう、

そしてこれ以上の犠牲が出ないように願いを込めて

山上憶良の七夕のうたを記します。

これは万葉集に、

天平2年7月8日の夜、帥の家に集会した折の作と書かれています。

旧暦と新暦という違いはあるものの、今日と同じ日付です。

帥とは大宰帥大伴旅人です。

 秋風の吹きにし日よりいつしかと我(あ)が待ち恋ひし君ぞ来ませる

 山上憶良   万葉集 (巻八-1523)


 
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