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「かりん」10月号①-特集 追悼・岩田正


10月に入りました。

いつもならこの時季、金木犀の香りが漂ってくるのに

今年はなにも香らないので

10月になった感じがしない。

どうしてかと思ったら、

しばらく前に近くの金木犀の木が

幹と太い枝の根本だけ残して短く伐られていたので

葉っぱは茂っていても今年は花が咲いていないようです。

少しさびしい仲秋です。

10月といえば、

きのう「かりん」10月号が届きました。

お、厚い。

いつもよりかなり厚いです。

今月号は

昨年11月に亡くなった岩田正先生の追悼特集号。

なんと

25頁から93頁までの大特集。

その内容をご紹介いたします。

私もこれから時間をかけてみなさんの文章を読み、

改めて岩田先生のうたを味わいたいと思います。

・総論 

 伝統と市民-岩田正の思い出-            坂井修一

・岩田正写真集

・歌集

 岩田正『靴音』再論-重奏する揺れとたくらみ-   日置俊次

 ユーモアを支えるもの、」ユーモアに支えられるもの

 -『郷心譜』から『泡も一途まで-            米川千嘉子

 純粋をつらぬく個性

 -岩田正歌集『背後の川』を読む-           高尾文子

 のがれられないもの、かわらないもの

 ー歌集『鴨鳴けり』―                    中山洋祐

 喜劇の深み-戦後文脈の変遷のなかの「人間」-  川野里子

 ・評論

  ぶ厚い人間への問い-三冊の評論集から-     田村広志

  そこには人間がいる

  岩田正の歌人論

  -『釋迢空』『窪田空穂論』『塚本邦雄を考える』   寺井 淳

  岩田正の入門書に書かれた短歌の本質       尾崎朗子

・座談会 岩田正 その歌と人 ―追悼座談会

  田村広志・佐波洋子・坂井修一・古谷円・梅内美華子・丸尾卓也

  大井学(司会)

・テーマ別秀歌選

 「坂」の歌        池谷しげみ・選

 「川」の歌        鷲尾三枝子・選

 「鴨」の歌        石井照子・選

 「妻」の歌        川井盛次・選

 「社会・政治」の歌   松村由利子・選

 「思ひ出」の歌     井ヶ田弘美・選

 「人名」の歌      草田照子・選

 「音楽」の歌      森川多佳子・選

 「食」の歌        細井誠治・選

 「をみな」の歌      松本典子・選

 「老い」の歌       鹿取未放・選

 「われ」の歌       中津昌子

 12テーマ以外の歌   鈴木正樹・選

 12テーマ以外の歌   遠藤由季・選

・エッセイ

 記憶、幾つか               渡辺松男

 「かりん」発展への熱意と礎       影山美智子

 師をもつ幸ひ                高崎淳子

 「まひる野」から「かりん」への一場面 下村道子

 万葉九条の会と岩田正先生       瀬戸口萌

 改めて気づく大きさ             桜井園子

 岩田正と麻生短歌会            塩野頼秀

 人間らしい作業               渡辺泰徳

 VSブラームス                川口慈子

 仕方なくなかったこと            川島結佳子

・岩田正 年譜  (森川多佳子・編)


 
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