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「本のあるところ ajiro」


福岡市の中心部・天神に新しい本屋さんができました。

プレオープンからまだ一か月たっていません。

その名は「本のあるところ ajiro」。

大きな通りから一本入った通りに面したビルの一階にある、

かわいい本屋さん。

先日、初めて行ってきました。

売っているのは新刊本だけではありません。

古本もあります。

書店&カフェなので

購入した本を読みながらゆっくり過ごすこともできます。

メニューはコーヒー、ケーキ、ホットサンド、ビールなど。

ビール!

そうです、こちらは平日の営業日は基本的に夜の10時まで営業しているのです。

さらに、モーニング営業も。

平日の営業日は8時~10時までお店を開けていて、

その後13時~22時までというスタイル。

(月・火・第一土曜が定休日。土・日は営業時間が変わります。

土・日以外でもイベントのために時間が変更される場合があるので

足を運ばれる際はおでかけ前にツイッターなどで確認なさることをおすすめします)

カフェが併設されている書店は今ではめずらしくなくなったし、

ビールが飲める本屋さん、セレクト書店は

他にもあるでしょう。

こちら、「本のあるところ ajiro」の最大の特徴は

別のところにあるのです。

それは、置かれている書籍のジャンル。

海外文学と、短歌・詩・俳句を中心とした品ぞろえなのです。

なんと!

まちの小さな本屋さんが次々に姿を消していっている中で

新しいお店がオープンし、

しかもそのジャンルが

現在の日本ではメジャーとはいえない、海外文学、そして詩歌。

斬新です。

それもそのはず、運営しているのは

福岡市の出版社、書肆侃々房なんです。

さまざまなジャンルの書籍を出版している中で、

翻訳では韓国女性文学シリーズなどを刊行しています。

26歳で夭折した歌人、笹井宏之の歌集を出し、

新鋭短歌シリーズなどで短歌の世界に新風を吹き込み

短歌と小説、翻訳を中心とした文学ムック「たべるのがおそい」を創刊すれば

創刊号に掲載された今村夏子さんの「あひる」が芥川賞候補になるなど

注目されている出版社です。

このように、次から次に新しいことを始めて驚かせてくれる

目が離せない出版社なんです。

書肆侃々房はすでに福岡市の薬院に

ブックカフェ「リードカフェ」を運営していますが

「本のあるところ ajiro」がこれからどのような場になっていくのか、

楽しみです。

短歌や海外文学などについてのイベントも

たくさん予定されています。


 
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