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今月の講座は『花西行』


今月の嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座(おくら講座)は今夜おこないました。

いつもは、講座前半は

「雪のうた」というぐあいにテーマを決めて

さまざまな歌人の秀歌をご紹介していますが

今回は趣向を変えて

初めて一冊の歌集からご紹介しました。

桑原正紀さんの『花西行』(2016年 短歌研究社)です。

こちらの歌集についてはこのブログでも2017年に書いたことがあります。

本日のおくら講座では、

妻のうたや生と死のうた、そして桜のうたを取り上げました。

桜のうたは、今まさにそのシーズンということもありますが

もともと2年前にこちらの歌集を読んだときから印象に残っていました。

その桜のうた二首を記します。

水の上に身をひろげつつしんしんと夜ざくらはみづに恋ひわたるやも

 身を捨てておもひを遂げしやすらぎにさくら花びら水面(みなも)をうづむ


 
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