「かりん」1月号-まなこに答う
「かりん」1月号は年末の30日に届きました。
年の暮れから元旦にかけてインフルエンザできつかったので
年が明けてからぼちぼちと読みました。
封を開けてハッとなったのは、新しい表紙。
毎年1月号は、来年はどんな表紙かなという楽しみももちながら待つのですが
今回は体調を崩していたためか
開封してからそのことに気づいたのでした。
2019年の表紙は真っ青な海と空、そして水平線。
新しい表紙は、がらりと変わって里の風景。
遠くに山の稜線が霞んでいます。
巻頭ページ、馬場あき子先生の「さくやこの花」は108回目。
今回は次のうたについて書いていらっしゃいます。
心なし愛なし子なし人でなしなしといふこといへばさはやか
馬場あき子 『飛種』(1996年)
私のうたは、八首送ったうち七首が掲載されています。
(「かりん」誌には毎月十首以内を送れる決まりです)
そのうちの二首をご紹介いたしますね。
<また明日>退勤の介護士は見つむ危篤の母に付き添うわれを
明日もまたここにいるとは思わねど眼(まなこ)に答う<ええ、また明日>
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2020年1月号