短歌はトレンド
昨年末のことになってしまいましたが
雑誌「AERA」2019年12月23日号の「トレンド」のページに
短歌の記事が載りました。
「トレンド」は見開き2ページ。
「三十一文字 SNSでアップデート」という見出しです。
近年、短歌は若い世代に人気があり、
ツイッターなどのSNSで自作を発表したり
インターネット上の歌会が行われたりしています。
こうした現象は数年前からテレビや新聞などでも報じられ、
そこで語られるのは
「31文字という小さな詩型である短歌は
140字という制限のあるツイッターと相性がいい」
という話でした。
今回の記事でもそのことにふれたあと、
現在の若い世代はSNSに親しんでいるため
小説のように長い時間をかけて読むものに慣れておらず、
たった31文字で背景や感情を感じさせる短歌に魅力を感じている
という話が出てきます。
そして20代~30代の3人の歌人に
短歌に出会ったきっかけなどをきいています。
もともとメジャーではなかった短歌というジャンル。
それが、若い世代に広まってきたことによって
この数年、マスメディアがとりあげることも増えてきましたが
今回、「AERA」の「トレンド」のページで取り上げられたことに
ある種の感慨を覚えました。
私が10代や20代のころ、
短歌のことを話せる友人なんてまわりにいなかったので。